インフルエンザに気をつけて

皆さんこんにちは。
今年も先月末にインフルエンザの流行が発表されましたね。

今回はインフルエンザと風邪の違い。発症中の対策法。
発症後の復帰の目安をお伝えしたいと思います。

まずは普通の風邪だと思っていたら、実はインフルエンザだった!
ということがないように、普通の風邪とインフルエンザの違いを
確認しておきましょう。

風邪の原因ウィルスは、パラインフルエンザウイルス、アデノウィルス、
RSウィルス、ヒトメタニューモウィルスなど沢山あるのに対し、
インフルエンザは大きく分けてA型、B型、C型の三種類です。

感染経路は風邪が空気感染、飛沫感染、接触感染なのに対し、
インフルエンザは主に咳やくしゃみなどの飛沫感染、接触感染となります。

潜伏期間は風邪が5日~6日に対し、
インフルエンザは通常1日~2日です。

発症期間は風邪が3日以内、長くても1週間程度なのに対し、
インフルエンザは10日以内です。

症状の部位は風邪が局所(のど・鼻)なのに対し、
インフルエンザは全身に出ます。

症状の進行は風邪が緩やかなのに対し、
インフルエンザは急激なことが多いです。

発熱は風邪が37~38度位なのに対し、
インフルエンザは38~40度前後です。

鼻水は風邪が引き始めなのに対し、
インフルエンザは後から続きます。

その他の症状の咳、頭痛、関節痛、筋肉痛、寒気は風邪が軽いのに対し、
インフルエンザは強く出ます。
もし、インフルエンザにかかってしまった場合以下の5点に気を付けて下さい。

1:かかりつけ医師の指示にしたがった治療を受ける。
2:安静にして休養をとる。特に十分な睡眠が重要です。
3:水分を十分にとる。お茶やスープ等も可です。
4:咳やくしゃみによって、周囲に二次感染させないために不織布製マスクを着用する。
5:人混みや繁華街への外出を控える。職場や学校に無理して行かない。
インフルエンザは発症前日から、発熱して5日間は、鼻や喉からウィルスを排出すると
いわれているため、その期間は外出を控えましょう。
インフルエンザにかからないようにワクチンを接種し、手洗い、うがい、
マスクを着用するのが一番の予防です。
それでも、どうしてもかかってしまうのがインフルエンザの感染力の強さです。
風邪と間違わないように、「38度を超える急激な発熱」、「強い倦怠感」、
「寒気」などの症状があるときには、インフルエンザの可能性を考えてみてください。
検査で陽性だった場合、発症から48時間以内に適切な抗インフルエンザ薬を服用すると、
早期に回復が見込まれますので、早めの受診をお勧めします。
インフルエンザ予防をしっかりして、元気に過ごしましょう。